シー・アンド・ケイクのギタリストでもあるアーチャーのソロ4作目(2004年作)。
これシカゴ派の音でありながら、もっとソングライター色が強いというか、盟友サム・プレコップと比べても、シカゴ色が薄い作品となっています。アーチャーのシングソングライターとしての資質が、アコギ主体のシンプルな演奏によって、くっきりと浮かびあがっていて、フォーキーな中にも、グッと攻め込む熱量みたいなものが吹き出る瞬間があり、そこが素晴らしいです。またギタリストのソロといった風情がなく、シンガーとしても力強い歌を披露していて、ソロ4作目の貫禄といったものが感じられます。これまでで、一番シンプルなのも、歌い手としての自信の表れなのかもしれません。
あと一歩なのは、アーチャー節とでも言うような強烈な個性のある楽曲というのがハイライトとして1曲あればよかったのにと思います。タイトル曲M11は、かなりいいんですが、それともう1曲キラーチューンが欲しかったです。
[1](1)イントロ(2)ウェブアレンジー(3)キングダム・フォー・ア・ハート(4)シング・イン・サイレンス(5)フォールス・ニューズ・トラヴェル・ファスト(6)ラスト・ドロップ・フォールズ(7)リスペクト・ザ・ウィルダーネス(8)フルムーン(9)ジ・エンド・オヴ・ディス・チャプター(10)ザ・パワー・オヴ・ワン(11)レプリカ(12)マイ・ランド(13)ブラック・シープ(14)ウルフ・アンド・レイヴン[2]〈BONUS DISC〉(1)ブランク・ファイル(2)ランド・オヴ・ザ・フリー(3)ピースメイカー