『祇園精舎の鐘の声~』は、誰でも知っている。でも、その先は・・・という人にお勧め。難しい表現ではなく、分かりやすい文章なので、後学の為に内容を知っておきたいという方にも。古文と日本史の授業で、ことごとく居眠っていた私でも理解できました。血なまぐさい戦の話ばかりではなく、歴史上の人物の人間らしい姿が描かれているので、面白いと思いましたよ。
【ネタばれ注意】
白楽天の長恨歌によって伝えられた
楊貴妃、玄宗、安禄山の物語。
唐を大きく傾けた本当に悪い奴は
安禄山なのか?玄宗を虜にした楊貴妃か?
実は本当に悪い奴は消し去られて伝えられ、
伝えられた側の日本では、
「本当には悪い奴」に類する者たちが
政治を支配していく・・・・・
平安の歴史には、ただ一人の安禄山も現れず
代わりに現れたのはすべて本当に悪い・・・
どういう過程で政事に実質がなくなり国が
腐っていくのか?
そのまま現代史のような橋本版 平家物語スタート!
平家物語は登場人物が明るくて、ほがらかで、笑える話がたくさん書いている本でした。
高松あたりの陸にいる源氏の那須与一が、海に浮かぶ小舟に乗った美女が扇子を広げて、ほれ、射抜いてみろと挑発したときに、それを見事射抜いたときに、船にのって浮かんでいる平家たちは、船の脇腹をどんどんと叩いて、すごいぞーと拍手喝采をしたという話を誰でも知ってると思いますが、あんな調子です。
平家の主要戦力が倶利伽羅峠の戦いで失われて、平家の負けが運命づけられたのですが、あのときも、実際は高いところから次々と落ちて、落ちたところは屍の山、血の海で、すごく悲惨な光景のはずなのですが、それほど悲惨さは感じずにただ、平家の戦力がほとんど失われてしまったなあという感じです。悲惨なものが悲惨なものとして描かれていない明るい物語です。
明治になって初めて個人というものが登場したなどと言って夏目漱石を褒めそやすのが文学史の常ですが、平家物語を読んで、そのころもちゃんと自我というのがあるじゃないか、文学史の嘘つきという気になりました。平家物語は現代の人たちが読んでも普通に古さを感じることがなく楽しめる本です。僕は平家物語こそが日本で一番の小説なんではないのかと思っています。
【セブン-イレブンで24時間受取りOK・送料0円!】 著者/訳者名:川合康/編 出版社名:吉川弘文館 シリーズ名:歴史と古典 発行年月:2009年01月 関連キーワード:ヘイケ モノガタリ オ ヨム レキシ ト コテン へいけ ものがたり お よむ れきし と こてん、 カワイ,ヤスシ かわい,やすし、 ヨシカワ コウブンカン ヨシカワコウブンカン 8713 よしかわ こうぶんかん よしかわこうぶんかん 8713 平氏の栄華と滅亡を描く『平家物語』。平氏権力や合戦の描写から、その虚像と実像を解明。後世への影響など、複眼的に物語の魅力を捉える。歴史・文学研究の最新の成果が織りなす、新しい『平家物語』の読み方。 平家物語とその時代(平家物語諸本が語る歴史平清盛の国政関与と「鹿ヶ谷事件」:治承・寿永の内乱の諸段階戦乱と民衆)1 史実と古典(平家物語の成立平家一門の実像と虚像合戦空間の創出屋島・壇ノ浦合戦と源義経)2 構想と世界観(平家物語の構想内乱の展開と「平家物語史観」東アジア仏教世界と平家物語)3 平家以後(平家物語と在地伝承-平家物語の内と外平家物語と芸能源平合戦図屏風の世界-一の谷・屋島合戦図屏風
【セブン-イレブンで24時間受取りOK・送料0円!】 著者/訳者名:武久堅/著 出版社名:和泉書院 シリーズ名:和泉選書 103 発行年月:1996年08月 関連キーワード:ヘイケ モノガタリ ノ ゼンタイゾウ イズミ センシヨ 103 へいけ ものがたり の ぜんたいぞう いずみ せんしよ 103、 タケヒサ,ツヨシ たけひさ,つよし、 イズミ シヨイン イズミシヨイン 0422 いずみ しよいん いずみしよいん 0422 平家物語・延慶本をたて軸にすえ、その全体像をつかむ。本書は、まずは物語の外がわを囲む法皇の額縁と、内がわに構築された二つの滅亡物語を取りおさえ、つづいて物語各部の生成をうながす人物伝承が、作者の手中で、重層的に物語の組み立てに参画していく経緯をときあかす。部分の伝承が全体構想を紡ぎだす、謎多い平家物語生成の機序をここに解明。 第1章 平家物語の全体像第2章 平家物語の人物伝承と物語の構想(「高倉宮物語」の構造説話する末世の予見者「大臣殿物語」の主人公失われた人を求めて「清盛語り」の生態平家物語における頼朝と義経)第3章 平家物語の本質論をめぐって第4章 野心の系譜第5章 平家
【セブン-イレブンで24時間受取りOK・送料0円!】 著者/訳者名:松尾葦江/著 出版社名:笠間書院 発行年月:2008年08月 関連キーワード:グンキ モノガタリ ゲンロン ぐんき ものがたり げんろん、 マツオ,アシエ まつお,あしえ、 カサマ シヨイン カサマシヨイン 0924 かさま しよいん かさましよいん 0924 軍記物語とは一体何か?現代の我々はどのように読み解いていけばいいのか。平家物語を軸に精緻な論を積み上げ、原典に還って考察する、まさしく軍記物語の原論である。 第1章 平家物語の成立(平家物語の無名性と実名性物語以前、もしくは物語以後 ほか)第2章 平家物語の流動(諸本研究の現在二つの「平家物語」から-作品形成の思想的基盤を考えるために ほか)第3章 平家物語を読む(平家物語をとり戻す説得の文字 平家物語 ほか)第4章 軍記物語史の中で(戦争の物語流布本『保元物語』の世界 ほか)資料翻刻と解説 國學院大学蔵『木曾物語』絵巻
【セブン-イレブンで24時間受取りOK・送料0円!】 著者/訳者名:山下宏明/編 出版社名:有精堂出版 発行年月:1996年06月 関連キーワード:ヘイケ モノガタリ ケンキユウ ト ヒヒヨウ へいけ ものがたり けんきゆう と ひひよう、 ヤマシタ,ヒロアキ やました,ひろあき、 ユウセイドウ シユツパン ユウセイドウシユツパン 8610 ゆうせいどう しゆつぱん ゆうせいどうしゆつぱん 8610 平家物語・軍記物語の文学批評史へ向けて14篇の力作論考。基礎的な研究を踏まえながら、それを対象化し、研究の意味を批評史的に問おうとする試み。 平家物語の解釈原理祇園女御説話の方法『平家物語』壇浦合戦譚に見るいくさ語りの完成よみものとしての『源平盛衰記』詩集『沙羅鎮魂』における『平家物語』の享受“ヲコ”の物語としての『平家物語』琵琶法師の図像学語りの「声」クロニクルからナラティヴへ平家物語と白拍子平家の物語を読む軍記物語と王権の「物語」「読み」の変遷平家物語 研究と批評
【セブン-イレブンで24時間受取りOK・送料0円!】 著者/訳者名:石母田正/著 出版社名:岩波書店 シリーズ名:岩波新書 青版 発行年月:1979年 関連キーワード:ヘイケ モノガタリ イワナミ シンシヨ アオバン へいけ ものがたり いわなみ しんしよ あおばん、 イシモダ,シヨウ いしもだ,しよう、 イワナミ シヨテン イワナミシヨテン 0365 いわなみ しよてん いわなみしよてん 0365 すぐれた古典文学のひとつである平家物語は何故に長くかつ深く日本人の心をとらえてきたのか。その力は一体どこにあるのか。歴史家でかつ古典文学を深く愛好する著者が、時代についての学問的造詣と清新な感覚によって、平家物語の文学としての本質を追究し、登場人物とその運命を生きいきと描く。 第1章 運命について(新中納言知盛生への執着 ほか)第2章 平家物語の人々(平清盛の遺言平家物語の保守的政治思想 ほか)第3章 平家物語の形式(平家には性質のちがった物語が集成されていること年代記的叙述の分析 ほか)第4章 合戦記と物語(橋合戦作中人物への共感 ほか)
【セブン-イレブンで24時間受取りOK・送料0円!】 著者/訳者名:山下宏明/著 出版社名:世界思想社 シリーズ名:Sekaishiso seminar 発行年月:1997年03月 関連キーワード:イクサ モノガタリ ノ カタリ ト ヒヒヨウ セカイ シソウ ゼミナール SEKAISHISO SEMINAR いくさ ものがたり の かたり と ひひよう せかい しそう ぜみなーる SEKAISHISO SEMINAR、 ヤマシタ,ヒロアキ やました,ひろあき、 セカイ シソウシヤ セカイシソウシヤ 3868 せかい しそうしや せかいしそうしや 3868 武技、武具、合戦模様、そして武勲を語るいくさ物語-遠く記紀から陸奥話記、保元物語、平治物語、平家物語、太平記、義経記、幸若舞曲、近松にまで亙る作品を精査し、表現の深層を明らかにする。 「いくさ物語」とは口誦と文字化・記録-『古事記』と『日本書紀』追討の語り-『陸奥話記』の語りいくさ物語と登場人物-『保元物語』の構想いくさ物語の語り-研究と批評連作的ないくさ物語-『平治物語』の人物配置いくさ物語の成り立ち-源氏再興の物語としての『平治物語』『平家物語』受