モチーフを殺すことなく昇華させた原型師の技量、 原型を劣化させずハイクオリティなマスプロダクションを行なったメーカーの技術、 両方共に第一級であったが故の不世出な仕上がり。
各部のディテールから全体のシルエットまで破綻させることなく一貫した切れの良さがあり、 その迷いのない造型はある種の小気味良さすら感じる。
塗装の丁寧さは言うまでもないが、特に肌へ適度に吹かれたシャドーは躍動感と存在感を与え、また色香を添える。
さらに髪の生え際を自然に表現したグラデーション塗装はうなじをとても魅力的に見せる。
各人の好みを持ち出す以外には貶める要素がほとんどない、傑出した出来栄えのフィギュア。